丹波へ...
2014年1月10日 金曜日

早朝に倉敷を出発し丹波へ向いました。
日本の六古窯の一つに数えられる丹波焼
立杭には数多くの窯元があります。
まずは俊彦窯へ。この坂道を登ると俊彦窯に到着します。

お正月のお飾りが飾られた俊彦さん宅のお玄関は、いつもに増してキリリと引き締まった雰囲気。

目の前には畑が広がり、工房の前にはお孫さんの遊具と俊彦さんの壷が一緒に置かれていたりと、のんびりとした風景が広がります。

丹波に古くから伝わる伝統的な形の器、日々食卓で使う器を適切な価格で作り続ける俊彦窯ですが、1964年に生田和孝氏に弟子入りしてから、今年で作陶歴50年になる大ベテランの清水俊彦さんです。今月24日には69歳を迎えられます。

こんな大皿を売れる力はまだまだ私たちにはありませんが、本当に素晴しい大皿。こういった大物も俊彦窯にはあります。あまりに夢中になり頂いたものの写真を撮るのを忘れてしまいましたが、少しだけ。土瓶は蔓を山に取りに行き取っ手を作るので、夏頃になるかなとのこと。一つ一つが手作りなので、蔓が取りに行ける時にしか土瓶は作れません。自然に添って作られるのが俊彦さんの器です。

定番の鎬のお皿や鉢物。コーヒーカップに急須だけでなく、個展様に作られた素晴しい壁掛けの花器に大きな黒釉の壷、打掛の蓋物など色々と頂いてまいりました。
さて、時計を見ると平山元康さんへお邪魔する約束の時間が迫っていました。
俊彦窯を早々に後にし、雪がちらつき始めた丹波篠山へ向かいました。
奥に見える民家が平山元康さんのご自宅兼工房です。

平山さんは3人のお子さんと奥さまと5人で暮らしています。まるで小さな能楽堂のような美しい古民家の広間に平山さんの器が並べられています。お邪魔した頃には、雪がちらつき陽も入らなかったので電球下で平山さんからお借りした懐中電灯で器一枚一枚を見ながら選ばせて頂きました。という訳で、写真がありません。
年に3回ほどの窯入れで、1度に窯に入るのは4000点ほど。昨年末の日本民藝館展で入選された平山さんの器をご覧になられた方も多いかもしれませんが、平山さんは売れる器を目指すのではなく平山さんが目指し思い描く器を作るとても高い意識を持って作陶される方です。奇をてらった物ではなく毎日使い続ける事で器に更なる味わいが加わる、シンプルで丁寧に作られた器です。
昨年薪割りの際に指を怪我をし、怪我された指は作陶をする際に少し短くなったと感じられるとおっしゃった平山さん。体のひとつひとつが器を作る道具で、日々の器作りで体に馴染み積み重なる道具。それを無意識下であやつる聡明な平山さん。
「日々の暮らし」では現時点、平山さんの器は販売しておりませんが、「工芸喜頓」では平山さんの器を手にとってご覧頂けます。どうぞお近くの際は平山さんの器を眺めてみて下さい。じっくり検討頂き食卓に加えて頂けたらと思います。
最後に、こちらは平山さんの玄関先に置かれた東北の大龜。中にはお子さん達のボールがたくさん入っていました。
器とはこういうものだと思います。




























