酒津榎窯

酒津榎窯

武内立爾

  • 岡山県倉敷市

略歴

1959年 岡山県倉敷市に建築家 武内浩一郎の長男として生まれる。祖父は大原美術館初代館長 武内潔真。
1982年 玉川大学陶芸専攻卒業。アジア、ヨーロッパ、北アフリカを陸路旅する。
1986年 岡山県倉敷市酒津に築窯し9月に初窯をたく。庭の大きな榎の古木にちなみ酒津榎窯(さかづえのきがま)と名付ける。
全国各地の百貨店、ギャラリー、民藝店等で個展を開催。
くらしき地域資源ミュージアム 特産品として選定されている。
公共展示 大阪イギリス領事館 壁面に大鉢
東京新阪急ホテル築地ラウンジ 壁面に大鉢
倉敷中央病院 壁面に大鉢
倉敷中央病院新館 壁面に陶板
兵庫医科大学 壁面に大鉢
ニュージーランドオークランドミュージアムに大鉢
スフェラ ミラノ、パリなど他

岡山県倉敷市を流れる高梁川(たかはしがわ)にほど近い場所に、酒津榎窯 武内立爾(さかづえのきがま・たけうちりつじ)さんの工房そしてご自宅があります。

酒津焼(さかづやき)として地元や焼き物愛好家に知られるこの土地。近くには酒津公園があり、お散歩をしている方や小さな子どもたちが遊んでいる姿を見かける自然が多い場所です。

そんな酒津の家々が並ぶ細い道を歩くと、それは美しく長い石積みの塀に当たります。高すぎず低すぎず、駒場の民藝館や沖縄の古い塀からも感じる素朴な品格と心地よさです。酒津榎窯の看板がなければどこから入っていいのかわからないほどの広さです。チャイムを鳴らし敷地内に入ると伸び伸びと成長した高い木々が心地よく、その遠い先にタイムスリップをしたかのような美しいご自宅が目に入ります。

ご自宅にお邪魔すると、それはそれは目にするものに心が踊ります。美しい李朝の家具や、部屋からの景色。テーブルには柚木沙弥郎さんの布がかけられ、一つ一つが代々大切に使われているのを感じます。それもそのはず、武内立爾さんのお爺さまは大原美術館の初代館長である武内潔真氏。お父様は建築家というのも頷けます。また、同じく酒津で焼き物をされている倉敷堤窯 武内真木さんのいとこにあたります。

民藝とは暮らしであると言いますが、武内立爾さんのお話を伺っていると、それが自然と生まれた時から身についていらっしゃると感じます。民藝という枠でのものづくりをされていないと言いますが、季節に沿った暮らしをご家族でとても楽しまれているご様子や、大学卒業後に旅をされたアジアやヨーロッパ、北アフリカで目にして感じたものが相まって立爾さんのものづくりの原点となっています。

以下、武内立爾さんのプロフィールより引用。

築窯後、変わらず辰砂の赤、呉須の青に魅せられ、この釉薬の力と共に骨太の造形、強い表現を求めて制作してまいりました。透明な赤、深遠なる青。この二つの原点は私にとって特別な意味を持っております。それはかつて旅し愛したアジア大陸の人の色であり自然の色なのです。その広大な自然と深い歴史の上に立ち、同じアジアの一員である私も新しい時代の作品を創造していくことを決意して制作に向かう毎日です。

武内立爾さんの器からは、絵画のような美しさを感じます。土は陶器に磁器を混ぜることで、独特の質感と美しい色合いが生まれます。土のある程度の白さがないと、生まれない鮮やで時にはパリの美術館の油絵を眺めているかのような陰影があります。それは、ご自宅に伺うと部屋から見える紅葉した木々や、その木々の所々に設置された鳥の巣箱からも感じ取れます。集まる鳥の鳴き声や鳥の美しい羽の色、紅葉した葉の色調など、暮らしの中で日々目にするものが物づくりの糧となっているのだと思います。

秋には山菜やキノコ、トリュフなどを取りに山に入り、ある季節には魚を釣りに。冬になるとスキーを楽しみに雪山にご家族で入りと、ご家族で暮らしを楽しみながら仕事をされているのが伝わります。すでに大きく成長したお子さんたちとそれはそれは仲良く楽しそうに暮らされているご様子は、ご家族との時間やご家族個々を尊重されてきたからではないかと思います。そんなご様子は器にも表れていて、独りよがりではない器として成立しているのです。

北欧やヨーロッパの磁気とも相性のいい武内立爾さんの器。
テーブルコーディネートが楽しくなる器です。
どうぞお楽しみ下さい。


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