商品説明
仁城さんのお椀などと同様にトチの木が用いられています。日本では古くから漆器に用いられてきた銘木のトチの木は、木目がきめ細やかで軽く柔らかいので、漆をしっかりと吸収するため漆との相性がいい木材と言われています。また木材としても均質で割れにくく耐久性があるため、漆器としてはもちろんのこと家具にも用いられています。また、トチの木は白っぽい色の木材であるため、塗った漆の色が出やすいとも言われています。
仁城さんのお椀や器などと同様に、こちらのお盆は木地溜と呼ばれる塗り方で仕上げられています。漆を1度塗り、サンドペーパーで空研ぎした後、漆を吸い込まなくなるまで何度も塗りを重ね、またサンドペーパーで磨いたのちに漆を塗るという塗り方です。漆による防水効果はありながら、木目が潰すことなく天然木として木目も楽しめるのが仁城さんの特徴です。
仁城さんの木の器やお盆は、自然からいただいた樹木を無駄なく使いきることを心がけていらっしゃいます。漆塗りは木の表面を保護する塗料として捉え、日常の道具として素材そのものの命を感じるものづくりをされています。
写真でご確認頂けますが、お盆の裏に一箇所凹みのような高低差がございます。仁城さんは先述通りのお考えで木を極力無駄なく全て使うことを心がけていらっしゃるため、使用に問題がなければそのままの姿で木をお使いになります。木地づくりで欠けたものではございません。それによるがたつきなどはございません。ご理解の上、ご購入をお願いいたします。
仁城さん親子の作る漆器は一般的な漆器とは異なります。漆は木地を保護する最低限ものとして塗られています。そのため、木の肌に見られる小さい穴や節といったようなものがある場合がございます。また小さい埃のようなものが漆に入り込んでいることもあります。これらのことをご理解の上ご購入下さい。詳しくは工房の紹介をご覧ください。
ご注意
- お届けする商品は、こちらに掲載している画像の商品です。
- ご使用後は水やぬるま湯で薄めた洗剤を使い、柔らかいスポンジで洗って下さい。洗った後は、柔らかい布巾で拭いて下さい。水滴を残したままにしておくと、水道水の中に含まれるカルキ成分が残り、色の濃い漆器は白く残る場合がございます。
漆器に陶器などの器を重ねたり、先の尖ったものが当たると傷の原因となります。
乾燥は漆器を痛める原因となりますので、直射日光・紫外線を避けて保管下さい。
電子レンジ・食洗機のご使用はご遠慮下さい。 - こちらの商品は店頭にはございません。
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