平山元康  

平山元康
兵庫県篠山市

略歴
1970年 大阪府豊中市生まれ
1993年 仏教大学教育学部教育学科卒業
1997年 丹波焼丹窓窯 市野茂良氏に師事
2002年 兵庫県篠山市大谷にて独立
2005年 第79回国画会「国展」にて初出品初入選
2009年 日本民藝館展初入選 以降多数入選
2010年 第84回国画会「国展」にて奨励賞受賞
2015年 日本民藝館展にて奨励賞受賞

丹波焼丹窓窯 市野茂良氏の下で修行した後、丹波篠山にて登り窯を築き器づくりをされている平山元康さん。「民藝」とは単に物をさすだけでなく、暮らしそのものをさすと言われていますが、平山さんはまさにそれをご家族で実行されている陶工です。日々の生活の一つ一つの言動がその人を形成していきますが、平山さんの丁寧で誠実な暮らしぶりを拝見していると、彼が作る器にもそれがしっかりと反映していると感じます。日々の中で無駄と思われる実は有意義で大切な事と本当に無駄な物事をしっかりと見極め、本当に無駄なものは削ぎ落としていくという姿勢が、平山さんご自身そして器からもしっかりと感じ取れます。


お一人で仕事をされている平山さんは、年に数回の登り窯で器づくりをしています。2015年12月の日本民藝館展では、奨励賞を受賞した皿だけではなく全てのものにおいて高い水準のきちんとした仕事がされていると評価されていました。長く食卓で使ってもらえる食器としての器づくりの徹底が高く評価されているのだと思います。


容姿端麗な平山さんですが、とても頑固な職人です。売れるためのもの作りではなく、長く食卓で使ってもらえる丁寧な仕事を中心としたもの作りをされています。その姿勢とその精神で作られた器は、多くの料理家を含め愛好家に支えられています。ご自宅にお邪魔すると、ご自身のカップにご自身が携わったコーヒー豆で珈琲を淹れて下さり、また手作りの美味しいおもてなし料理や御菓子で迎えて下さいます。器もそして盛られた料理も喜んでいるかのように美しい様は、お話を聞きそびれてしまうほど完璧。それらに無理がなく、日々の普通の暮らしとしてされているのが平山元康さん、そしてその手と体と精神から作られている器です。


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